--懐かし漫画を語る 第3弾--「こいつが殺したんだ・・」
葬儀の場面で始まるこの作品は、次の瞬間過去に飛ぶ。
そこには純粋で母思いのジェルミの幸せそうな姿が・・。
そんな彼が・・
人を殺した?何故?これから何がおこるというのか・・?
期待と不安で彼を見つめていた私に
萩尾氏は・・思いもよらない驚愕な出来事を突きつけていく・・
★まったく知らないあなたは
こちらへ♪
絵が何かを語っている・・萩尾さんのそんな所にとても惹かれてしまう私です。
この絵から・・ジェルミの 絶望が・・みえませんか・・?

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「告白しろ・・。お前を救ってあげるから・・」イアンの言葉に 全てを話したい・・と思うジェルミ・・。
そうすれば楽になれる・・?でも・・。
---ダメだ!絶対にいえない・イアンにだけは!----誰にも知られないように塗り固めてきたものがこぼれ出す・・
---彼が本当のことを知ったら---
彼は僕を蔑み罵る・。僕は永遠に彼の優しい瞳を失う。
ならば・・憎まれていたほうがいい----このときすでにジェルミは
イアンがとても好きだったんでしょうね。

罪に怯えるジェルミ。真実をしりたかったイアン。
告白は彼を自分を救うことだと信じていたのに・・
真実は・・イアンを闇に突き落とすのです。

連載中はずっと
「早くきずいてよ!イアン!」 と叫んでいた気がします。なのに・・。
きずいたら終わりと思っていたこの物語は
またもとんでもない展開となっっていき・・
私は恐るべし・・萩尾さん・・・!!と驚愕したのでした。
ジェルミの物語と思っていたけれど・・この作品は
ジェルミを救うイアンの物語だったのかもしれません
全17巻完結(PFコミックス)人の憎しみ・苦しみを・あなたは見ないふりをしていませんか?
自分の憎しみ・苦しみを 誰かのせいにしていませんか?
どうすれば・人を救えるのか。
どうすれば 自分を救えるのか。
ヘビーですが・・あなたも
この作品の中から見つけてください。
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