この一球は 絶対無二の一球なりされば心身を挙げて一打すべ し。
この一球一打に技を磨き 体力を鍛え 養精神力を養ふべきなり。
この一打に今の自己を発揮すべし これを庭球する 心という---。
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最近ドラマ化されておなじみですね!
私はこのアニメでテニスをはじめました♪
部室にはこのマンガと「庭球する心」が飾られていたっけ----。
コーチに見初められ苦境の中でただ懸命に努力するひろみ
過酷な運命をのりこえて 彼女に打ち込むコーチ宗方仁
熱く激しいテニスの戦いとともにやがて溢れ出す究極の師弟愛に涙・・。
宗方が高みより引き上げる存在ならば---
支え押し上げる存在が先輩(のちの恋人)である藤堂。
2人の強く優しき愛に育まれ、
やがて 一流のテニスプレイヤーに成長するひろみの姿が
白熱するテニスの熱戦とともに 時に悲しく、時に激しく綴られています!!
本当に素晴らしい作品です。ぜひ一読して頂きたいです!


↓お蝶夫人・宗方の考察
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自分のすべてを託すべき人物に出会った歓びと育てる苦しみ---
この作品で綴られる宗方の壮絶な運命と愛は
子供ながら衝撃的でした。
「ささえられない女は弱い」「恋はまだ早い・・」
その教えに戸惑いながらもひろみはコーチを信じてついていきます。
実はそこには長くは生きられないことを知ったコーチの
悲壮な思いがあったことを 私たちは後に知る事になるのです。
後にひろみを託されコーチすることになる藤堂は つぶやく--
「どんなに苦しい練習にも耐え、信じ、ついてくる彼女が
どんなに愛おしかったことだろう・
そしてそれは、どんなにつらく苦しかっただろう・・・・」 と。
藤堂、彼もまた、
ひろみに庭球界の未来を託し、選手生命を捨てるのです・・・。
ひろみにテニスをするきっかけを作った お蝶夫人。
ひろみの素直さを慈しみながらも彼女が
宗方に藤堂に愛されていくことへ突上げる 嫉妬心・・。
そんな 自分への嫌悪とやるせなさに苦しむ彼女は
リアルにせつなかった。
彼女がそうした苦しみを乗り越え なをもひろみを支えようとする姿は
この作品の最も素晴らしいところだと思います。
もちろんひろみのけなげさや努力も見逃せません。
ひろみをめぐって
たくさんの人たちのすてきな愛情が
描かれている 素晴らしい作品です。
9巻~
宗方コーチを失ったひろみが宗方の親友桂をはじめ、
様々な人にささえられながら
世界を目指す物語。
実在の人物も登場します!
日本の庭球界を世界へ・・
宗方の遺志でもあるこの大きな目標をめざして
スポーツの過酷な世界が広がっていてみごたえたっぷり!!
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