君と僕。2 第１２話「赤裸々」

告白なんて考えたことなんてなかった。
付き合いたいとか そういうのでもなく・・
　それでも俺は-----　

お隣に住む姉妹とは小さい時からずっと一緒の要くん。
ちょっとびっくりしちゃうほどの仲良しップリ。
でも その長女の鈴奈さんが結婚すると知って・・
心が揺れるのはいったい何故--？
・・・なんでしょうねぇ----

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両親がお隣と3泊4日の海外旅行中----
なにやら元気のない要をみつめて・
「強がってるけど堪えてるんだよ。　大好きなママに会えないことが」
　みえないかい？夜な夜な目を赤くする要っちの姿が----」
とまぁ　からかい半分な彼らだけど・・・　
皆は要がご飯をもらっているお隣さんに
おかず持参で大集合---！！
一応心配してなんだよね。
玉ねぎ切るだけで大騒ぎの彼らに鈴奈さんは笑顔。私なら怒る（わはは！！）
要の諸事情はしらない皆だけど・、そのにぎやかさに救われたみたい。

「結婚って何だよ・・」
　ホントは鈴奈さんを見るのが辛かったんだね。

でも日紗子ちゃんには要の思いはバレバレで・・　
「そんなに結婚がイヤだったら、
　　さっさと告白すればよかったじゃん！！
　言っても仕方なかったかもしれないけど、言えばよかったんじゃん！！」

涙して去っていく彼女を・呆然と見送る要くん
日 紗子ちゃんは・・要が好きなようですね・・・。
要は、きづいてないみたいですけど・・・・。

日紗子の計らいで静奈といっしょに買い物へ行きことになった要くん
河原に座り　昔の思い出話をしながら・・・
　昔やっていた遊び「草きり」する２人・・。

　要くんは本当はぶきっちょ。でも周りに頼られると頑張ってしまう。
　そんな風に自分のことを分かってくれていた人----
　彼女の気をひきたくて　彼女にほめて欲しくて・・
　頑張っていたことを思い出す要くん・　　
　　「俺はしず姉が褒めてくれたことが嬉しかったよ」
　
　そんな彼に　優しく微笑む鈴奈さんの美しいこと。
　草が切れて遊びは終了----。
　それは　もう子供のころには戻れない合図だったのかもですね。
　
　好きとは言えなかった・・
　でももういいんだ--ありがとう・・・　
　
　笑顔で日紗子ちゃんにお礼を言った要くんもステキでした。


　要の気持ちは憧れだったのか？恋だったのか？？
　そもそも憧れと恋はどこが違うのか・・・。
　
　でもその気持ちはどちらもきっといつか
　---いい思い出にかわるんだろう
　本当の愛と出会うのはみんなまだちょっと先のこと・・・
　ゆっくり　進めばいいと思う。
　　　ゆっくり進んでほしいと思う---。