「末の松山/実方と諾子」君をおきて あだし心を 我がもたば 末の松山 浪も越えなむ私が他の人に心を移すようなことは絶対ににありません・・。
こんな歌は嫌い---。
私はそんな約束しないし信じない!そんな娘諾子(清少納言)を---優しく叱る父--
「確かに人の心はうつろうもの。心変わりに傷つきたくないのなら
初めから信じぬのも賢い生き方・・・
しかし傷つくこともなければ そこには喜びもないのだと・・。
--信じるものがない人生は、死に等しい---私達も--心に留めておきたいものですね~↓続くっ♪
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「末の松山 清原元輔」ずっと待っている--と約束したはずの末の松山は---
役目を終え2年後京に戻った時、他の男のもとへ嫁いでいました
「ちぎりきな かたみにそでをしぼりつつ
末の松山 波こさじとは---- あの日泣きながら誓いましたね、絶対に心変わりはしないと
それなのに・・どうして----これは失意に沈む息子(諾子兄)に代わって父が書いた歌だったよう---
--平気な素振りをみせてつまらぬ男に遊ばれたと思わせるな・・
お前たちの思いは本物だった--思い出までつまらないものにするでない--確かに、責められて晴れる思いもありますよね。
よく思いつづけた 立派だったぞ----泣けた。
お父さん。。。ホントに素敵な人でしたね~~!!
「実方と諾子」 信じるのも信じ続けるのもむずかしこと----
でも心のどこかで諾子はそんな人に出会いたいと思っていたのでしょうね。
そんな彼女の心をこじ開けたのは定家新聞曰く、光源氏のような↓実方(笑)
話だけでは足りない---強引に御簾の中に入ったものの彼女にとがめられて一句---
かくとだに えやはいぶきの さしも草
さしもしらじな 燃ゆる思ひを私の想いがどれほどか、言葉では言い伝えられない。
だから、触れてそれを肌で直接感じて欲しい---- コロっとおちちゃった!?さすが!カッコイー!!
子安ボイスも---たまりまりませんね~~。
一緒にいることが幸せだという彼女と幸せな時を過ごしていたものの
やはり彼女の才に本気で心奪われたよう---遂には---
自分への愛故に彼女の能力を埋もれさせてはならない-と考えた彼。
「君は海へ出るべき人なんだ---」 彼に去られた諾子は道隆と高内侍の娘定子の女房となり宮中へ--、
清少納言として名をはせた彼女と再会した実方は
恨み事をつぶやく彼女に つぶやく
捨てられたと思ってるの・・?-
寂しげに笑い去っていく彼の なんと美しい事---------
水を得た魚のように自分の世界を見つけ自由に泳ぐ彼女は
なんと自信に満ちた美しい魅力に溢れているのだろう・・・・・
自分の本当の思いを彼女は知ることはないけれど---
これでよかったのだ・・・そんな彼に
涙でした。
ああ~~こんな男----今もそうはいないと思うわ~~
今回はともに---
女の幸せを願って身を引いた優しき男たちの物語。
なだか心洗われましたわ----
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