3月のライオン 8 (ジェッツコミックス)

今日もまた火だるまになって、
存分に苦しんでやろうじゃないか----------！！

3月のライオン 8 (ジェッツコミックス) (2012/12/14) 羽海野 チカ 商品詳細を見る

将棋の神「宗谷名人」に挑む新人王零と
　　　タイトル獲得をかけて柳原棋匠に挑む島田-----！！

挑戦者と死守すべき立場の人とでは気持ちに違いはあるだろう。
それは多分将棋の世界に限った事じゃないんだろうけど
羽海野さんによって描かれるこの
静かなる死闘模様。まさに壮絶です・・


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宗谷名人ＶＳ新人王零の戦い----

打つ手、打つ手を読まれ、阻まれながらも指す手が止まらない零くん---。
２人の間には、言葉ではない何かが行きかっているようだ。
結果負けではあったけれど　その戦いを
清々しい。楽しい。と思えた零くん。。
名人と新人---その戦いは
時に教えであったり、答えだったりなのかもしれないですね。

しかし---もう１つの戦いはまさに死闘！！　
現役最年長・タイトル通算1４期の柳原棋匠と初タイトルを狙う島田の戦いだ

２人にはまわりの期待やプレッシャーがある。
共に負けられない意地とプライドがある---。
しかし、ココで上を行ったと感じさせられたのは---
王座を死守する柳原棋匠の思いだ・・・・・。

表紙で彼にまとわりついているのは
老いて消えていった--沢山の仲間から託された「たすき」。
「絶対に離さない--！！
精一杯頑張った人間が 最後に辿り着く場所が
焼野が原なんかであってたまるものか--！！

普段は全くの老人なれど棋士柳原にその片鱗なし---。
まさに大迫力----！！
ともに死力を尽くした激闘っぷりにしびれます。。
羽海野さんの絵はその心情までも見事に描ききってます！！

それでもやっぱ勝つのは１人----
島田さんには今度こそ勝ってほしかったけどね～～。
勝負の世界はほんとに厳しいよね・・・・

真っ白な鳥を思わせる物静かで孤高の人宗谷名人。
ひょんなことから彼が音のない世界に住んでることを知る零君。
彼は今後も零君の目標---のよう。

二階堂君も無事退院し元気な姿を見せてくれました。
ラストにはかわいい３姉妹の姿もあってほっこり♪