BAROQUE ~バロック~(6)最終巻感想♪

平行世界（２つの世界）の均衡を守る
-それがトランス＆ミーア(神)の宿命--！！

BAROQUE「バロック」(6) <完> (シリウスKC) (2013/03/13) 小川 彌生 商品詳細を見る

自分が「透過者（２つの世界を行き来できる」であることを自覚した温は
命を賭け世界を守ろうとしている２人を救うべく動き出す！！
その思いの強さは-ヘタレな温をもかえたようです！！
-小川彌生が贈る
ファンタジック・アクション・コメディ！遂に完結！！

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ドクター（ノイ・ヌル）の襲撃を恐れ
温を家族ごと仮想空間に閉じ込めたトランス＆ミーア。
彼らを倒す為、進み過ぎた世界の歪みを止めるため
２人はある「策」のもと行動することに----。
そして温はヌルとの対決が待っていた！！
温が遂に　大活躍～～！！
２人の「策」とは何なのか---！！
ぜひコミックでご確認くださいね！！
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感想～～！！
世界の崩壊は「トランスと温」のＨにかかっている！？
女性化してまで温とっと頑張っていたけど
忌の存在だった双子の妹（エイリアス＝ミーア）が幽閉中
温とであっていた(猫の姿）ことや２人が惹かれてあっていることをしり、
１度は２人に世界を託したトランスでしたが----
結局温は　トランスともミーアとも　結ばれることはなく--

世界はトランスとミーア2つの命と　ある「策」に
　ゆだねられることになっちゃいました。

　思えばなぜトランスの花嫁となるべく透過者温が
　記憶をなくし　人間として男として--転生していたのか・・？
　
そこには神的存在であるトランスたちもしらない---
何かの力があったのかもですね。

では　温は何のため存在したのでしょうか---。
それは双子で生まれ、心を隔てあった２人を---
向き合わせ　心を繋ぐためだったのかもしれませんね。

温に出合い　人間をみつめることで
様々な感情に　揺り動かされてきた２人---。
(温がヘタレなだけにこの辺の掛け合いが楽しかった～わはは）

そしてトランスは　彼を思うビジューの愛に気づき
ミーアも　叶わなかったけれど恋をし・・・
宿命とはちがう自らの幸せな時をすごすことができた２人に---
うるうるさせられちゃいました。

--温の周りは暖かいな-----
彼女の最後の言葉は切ないかぎりですが
こうして２人は、心から---
温を、彼の世界を救いたいと願ってくれた---
それが奇蹟をおこした---といえそうです。

とはいえ---
エーリアスのトランスへの憎しみを利用し温をなきものにし、
自らが作った透過者（パイファ）をトランスの花嫁にして
世界を分離しようと考えた・・？
悪役ドクターの思いは今一つよくわかんなかった野が残念。
彼は神（トランス）になり替わろうとしていた・・んですかね～～？？

しかしそれを防いだのも温といえそう---。
彼も主役--として？立派だったと思うし～～。
美しくて、ステキで愉快なトランスは
小川作品の中で１番好きな主人公になリましたわ♪

ちらばったコネタには大笑いもしたけど
ホロリとさせられました。
コメディ---とつけるべきか迷うほどに迫力ある異色作品。
久々楽しいファンタジー作品でしたよＶＶ！
是非どうぞ～～。お勧めしときます♪