破壊の後に再生が有ると信じてるなら教えてやるよ
絆のない家族に再生なんてないお前らは俺がしかけたゲームに負けたんだよ。

崩壊した家族に、高笑いしながらもその心は泣いていた・・
彼らに罵声を飛ばしながらもその心は---
「絆のない家族なんてない」そう信じてたにちがいないっ!!
彼は吉本荒野なんかじゃない。田子雄大だった。
---だからこそ誰もが彼を嫌いになれなかったんだよね・・
では最終回感想↓行きます!!
★1話~
----------------------------------------------------
吉本荒野は挫折を知らずに育ち、人の痛みが分からない怪物だった。
その怪物から逃げた自分は、罪に苦しみ贖罪の中生きることになった。
でも彼は死をも覚悟した旅の中で気づいたのだという。
吉本荒野をつくったのは親。親もまた同罪。彼もまた被害者。
世の中の悪意を全て断ち切ることはできない。
でも悪意に立ち向かっていける強い人間を
育てることはできるのではないか----。
こうして彼は「吉本荒野」=「「悪意の体現者」となり
世の中のあらゆる悪を生徒にぶつけようと考えた。
その経験が必ず人を強くする--そう信じて・・・。
彼は自分(田子雄大)を--殺したのだ。
こうして沼田家に現れた吉本は思った・・・
茂之は第2の真田。慎一は第2の吉本荒野。
2人を更生させるには、家族の意識改革が急務。
そのためには家族を崩壊させるところまで
追い込まなければならないかもしれない----。
彼に協力したマキはいう
「これが正しいこととは思っていない。でも・・
罪の意識もなく平気で他人を傷つける人間が多い世の中で
それは必要悪とも思えた・・と」
「家族の絆は自然に存在するものじゃない。
自分の思いを口で、手で、目で、心で、伝える---
それを何度も繰り返して築き上げていかなきゃならない
面倒くさいもんなんだよ!
「家族だから言わなくても分かる」なんて、幻想なんだよ!!」
「いじめは楽しいか?散々いじめられてきたんだもんなあ。
同じ目に遭わせて清々するだろ?」
「そんなわけないじゃないですか。でも・・。
もしやらなかったら、また1人になるかもしれない。
怖いんですよ。もう戻りたくないから。」
「お前はその程度のやつらに友達でいてほしいのか---?」
「多くの怪物は 突発的には生まれない。
吉本荒野というモンスターをつくり出したのは
他ならぬ貴女(親)なんですよ----!」
彼が 投げた言葉のどれか1つは
自分に投げかけられた言葉があるのではないでしょうか。
彼は最後に慎一にこんな言葉を投げて沼田家から去っていきます。
(今度はお前が)家族を再生させろ----!と。
彼が去った後、茂之はいじめをやめようと友達にいった。
強く変わった茂之をみつめる家族達--。
その後沼田家は不思議に平和な日々が訪れていました。
沼田家は家族の絆がない--わけではなかったんだよね。
それを思い出させたのは その大切さに気付かせたのは
確かに吉本荒野だ---。
でも違う---あんたは間違ってる
間違ってるんだ------。そう叫び彼に殴りかかる慎一。
そうだ---。彼は間違ってるのだ。
この家族を救ったのは怪物吉本荒野--ではない。
田子雄大だ。彼だからこそ救えたのだ----。
あんたのせいで 家を失った。
あんたのせいで 家族が崩壊した・
全部あんたのせいだ・
あんたのせいで・・
あんたのせいで・・家族に絆が生まれました。
ありがとうございました!
そこには心から感謝する慎一の姿が。
そして 笑う--田子雄大の姿が。
慎一はもう、吉本荒野になることはないでしょう。
そして田子も---。そう願いたいです。
彼の行動すべてに整合性を見出せるわけじゃないけど---。
家族崩壊を予感させながらの終焉だった前作にあえて挑戦した今作。
とんでもない家庭教師を描きながら実は当事者である視聴者に
現代の世に家族に潜む問題をつきつけたとは言えそうですね---。う~ん、今期一番楽しませていただきました。
翔クン。。皆さまお疲れ様でした!!
凄い!とまではいかなかったものの、なかなか見せてくれたラストでした
出演者、スタッフのみなさんの力の入りようがうかがえます
「いいドラマ作ろう」という熱意が伝わってきた作品でした