「これまでの僕は死んだよ。 あの頃 君が見た空の向こうまで
僕を連れて行ってよテオ---」
「ああ・・いこう。世界の果てまで----」

彼なくして「ゴッホ」の作品はなかった----。
天才画家「ゴッホ」を生涯支え続けた
弟テオに 光を当てた物語----。
複雑に揺れる彼の兄への思いが胸を打つ秀作---。
「この漫画がすごい 2014 オンナ編 NO1作品」納得--!!

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屈託なく笑うこの彼が『狂気の画家ゴッホ----?』
誰もがそう思うはずだ・・。これが---
挫折の中精神異常となり若くして命を絶った「彼」なのか・・と。
そう「狂気の画家ゴッホ」とはテオが作り上げた「虚 像----------」
すべては兄の名を残す為の 「ソルシエ(魔法)」だったのだ--。
信じるか、信じないかはあなた次第-?ってことで感想行きます(笑)
悲しみに沈む者を----
過去を思い涙する者を 笑顔にかえる・・。
兄ゴッホの絵には 人の心を揺さぶる何かがある--
そう信じ 兄に絵を描くよう進言し続けたテオ----。
「兄の才能は きっと 世界をかえる---」
貧しい家族を支える為に働くしかなかった彼にとって
兄は、いつしか自分の「夢」になっていたのだ---。
宮廷画家のかいた自画像と美味しそうなパンの絵---
庶民は パンの絵を選んだ。
そんなテオのお遊びにより
芸術とは解ることじゃない
感じることであることをしるみんな---。
画商として才覚を現していた彼は---
こうしてお金もちのものだった芸術を 庶民のものへ-尽力--。
でも本当はすっと思っていた・・・
なぜ兄だけが神様から才能をもらったのか--。
なぜ自分ではなかったのか----と。
嫉妬にも似た思いを封じ込め---
彼は兄を応援し続けていたのだ---。
そんな彼に ゴッホは1通の手紙を書いていた。
「きみは 絵を描くことが 神様が僕にくれたギフトだと言ったけど
神様が僕に与えてくれた
本当のギフトは
君だ-----」と
絵をかくこと以外とりえもなかった・
家族の厄介者だったゴッホにとって 弟は--
唯一自分を愛してくれた・・かけがいのない存在----。
2人のその絆の深さに泣けました----。
しかし神はこの天才を--あっけなく奪い去ったのだ・・。
兄亡き後、その功績を残すべく奔走したテオ---
彼の死にもある虚実があったと・・
びっくりラストが待っています。 。
『テオもうひとりのゴッホ』(マリー=アンジェリーク)
を参考に描かれたよう。
何が虚像で真実なのか---。
もっと彼らの事を知りたくなりました。
機会が有れば読んでみたいです。
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