頭を撃たれ 彼は1度死んだ---。
その時から死んだ人の姿が見えるようになった。
それは脳に残った弾のせいなのか?
与えられた使命--なのか------?
◆1話~↓まとめましたどうぞ~。
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第1話 「発現」「犯人をみつけて----」
彼の前に現れた被害者家族達。死者から犯人の名を聞いたものの「被害者から聞いたんです」とは言えず--秘密裏に捜査し 犯人にたどり着いたものの彼にはアリバイが。 ココである組織に違法捜査を頼む展開に。コレはどうなんだ?て思ったけど、その相手が古田さんだから許そうと思う(笑)
「僕は頭を撃たれました。暗闇に包まれていく間に感じていたのは痛みから解放される安らぎなんかじゃなくて、命を奪われる悔しさと憎しみでした。人の命を奪うという事は その人の過去も現在も未来もその人の家族や友人の記憶も奪うという事です。澤田さんたちは二度と笑い合う事は出来ない。一番大切なものは絶対奪ってはいけないんです」彼の説得で加害者の母親が落ちた。死体の「爪を切りそろえた」ことが仇となってしまった。それでも罪を認めようとしない彼に 石川はそっとつぶやいた。「よ~くみとかなくっちゃな」それは死んだ家族だけが聞いた彼(犯人)の言葉。
「助けて、お母さん!」連行される息子を見つめる母の涙が切なすぎた。間違っていたのは母だったのか?わからない---・
被害者家族は微笑んで天へ--。でもその無念さを思うとやっぱやりきれない気持ちが残りましたわ~

2話「救出」女子高生の連続殺人事件の犯人「村上(」丸山智己)は逮捕直前で自殺した。幽霊となって現れた村上は石川を翻弄--「もう1人 (被害者が)いるぞ---!」その名を聞き出す為、村上と石川の駆け引きが続く----。
その勝負に勝ち監禁されていた少女を無時救出するが 彼は「もう1人いるぞ---っ」と笑ったのだ--。
実は彼には子供がいた。その言葉は「自分が死んでも 彼がいるぞ-----」そういう意味だったようだ。
大勢を馬鹿な妄想で殺した村上。彼が石川の前に現れた理由は こんなことを言う為だったんだろうか?本当の理由は違うような気もするけど 聞いてもしかたないよな。だってもう狂ってるもん。なんとも言えない気味の悪いENDで身震いしましたわ~。
3話「連鎖」 「犯人は5年前「自分が殺した一家の夫だ--」現れた幽霊の言葉に顔を曇らせる石川--。
「復讐か。この事件の真実は暴くべきではないのかもしれない---。」しかし彼は捕まえてほしいと訴え続ける。少年法で裁かれ刑期を終えたものの ネットという魔物に暴かれ住む処も職も失い続けた。顔を変えても無駄だったという。彼は反省を記した本を出版することで生きようと考えたがそれが 引き金となり殺されたようだ。その厳しい現実には 同情心もわいてくる。でも世間はそんな彼の思いを知らない。誰もが
「自業自得 殺されて当然---!」そう思っているのだから・・。
『犯人は被害者の親戚だった自治会長と素行の悪かった彼を「見て見ぬふりをしてたことを悔やむ街の人々だった』
大勢の手で隠ぺいしたもののルミノール反応は、部屋中に飛び散った血の跡を星のように光らせ・・アリバイも崩れる。その綻びは着替えさせられた綺麗な死体を「無残な死体」とつぶやいたこと--。
真実を暴いた石川に後悔はなかったようでした・・それはやっぱり彼の思いを知ってしまったからだったんでしょうね。
その後 ネットに上がる秘密情報の書き込みを消すようハッカーたちにお願いする石川の姿が。
「どれだけ消しても無駄だ---」それでも何かしたかたんでしょうね。独りで逝った彼の為に---。
「一体どんな捜査をしてる?向こう側に行くなよ」上司の叫びも心に響いたのでした。
第4話「爆破」「取扱注意」のシールが貼られたホームレスの刺殺体が大学の陸上競技場のド真ん中に--。警察が取り囲む中 その死体が爆発!そしてまたも新たな死体が発見される。石川の前に現れた被害者(幽霊)の話から犯人の狙いは「警察。死体は囮」だと気づく石川。彼らは感染症の調査に協力すれば報酬がもらえると誘いだされていたのだ。
「裏」にお願いしその情報をホームレス達に流しネットを駆使し犯人に迫る展開秀悦!とはいえお手柄は
ゆかいな凄すぎる「ハッカー・コンビ サイ&ガーくん」だったけどね♪「僕はもう爆弾なんて作らないよ。サイ君がいるからね♪」ハイタッチする2人にニンマリ!警官に化けた犯人を教えてくれた幽霊さんにはホロリとさせられた。
爆弾犯の動機は「一点の曇りもない逆恨み:苦笑」でもその奥底には・・彼らがいう「自己顕示欲や 孤独」が有ったのも。まっ同情する余地なしだけどね。クールな小栗君は相変わらずカッコイー!でも同僚との関係はちと寂しい=。
でもきっといつか話せる時が来る--そんな気がした4話でした!
5話「追憶」 「どうして死んだのか思い出すまで、あなたのそばを離れません!」 さすがクドカン、幽霊のくせによくしゃべる~!しかもでずっぱり~(わはは!!) 他人の玄関先で彼は死んだ。幽霊となって現れた彼に身元を聞くと記憶を失い死んだ原因も自分の名もわからないという。 彼に付きまとわれ縋られた石川は、彼の失くした記憶を探すことになる。
解剖の結果、丸い棒状のものに突かれ死亡したことが判明。巷で頻発しているノックアウト強盗の被害者。そう睨む石川ですが その後とんでもない真実がわかる・・・・・。人生に少し疲れウサを晴らしに(風俗)会社を休んだものの何もできず
そのことで又も落ち込んだ彼は、その時「あるもの」を見て「飛びたい」と思ってしまった。そして飛び・・そこなって死んだのだ

その気持ち 私 ちょっとわかるけどね~(苦笑)
「家族には言わないでくれよ~」
いやここは笑うトコじゃないんだけど。シリアスの中にくる笑い---うまい!ソレが死因ですか--!?石川はちょっとあきれ顔、だけどその後もず~と彼の話を聞くことに。 怒ったり 呆れたり、困ったり苦笑したり~とくるくる変わる表情が楽しい~~。その後もしょうもない彼のお願を叶えてあげル石川君。だってやっぱこの彼---気の毒だったもんね。
「この玄関お宅に似てませんか?彼はあなたの(家族)のもとに 帰ろうとしていたのかもしれませんね」これには奥さんと一緒に爆泣き~。付きまとわれて仕方く・・?だったかもだけど、石川ははじめて死者の立場に降りその想いに近く寄り添ったといえるのかも。ラスト彼の瞳からこぼれ落ちた涙はその証ね。キュンとさせられちゃいました~

6話「苦悩」石川には自殺して死んだ兄がいることが判明。
俺は今でもあの日の朝が忘れられないんだ。あの電話から
大切な何かを聞き取れなかった自分を 責めるんだ--。
「これを食べると元気が出るよ・・」サイ君とガー君から手渡されたチョコに微笑む小栗クンにキュン
連続して起こった墜落死--。2人が以前も自殺未遂していたことから警察は自殺とするも死者の情報& 比嘉・立花の捜査により殺人事件と判明。捜査はミスリードで進むも、犯人にたどり着く石川。しかし彼は目の前で自殺(飛び降り) 伸ばした手は届かなかった・・。彼は被害者の自殺を救った医者だった。「なぜ殺した?」幽霊に問う石川。
彼は過去姉を自殺で失い、医者になりたいと思った。いかし--「自殺者は救っても結局は死を選ぶ」そのたび感じる自分の無力さと虚脱感に耐えられなかったと彼は言う。。 苦しかった・・・。その涙に、 石川は自分と同じ「救えなかった苦しみ---」をみたようだ。 2人はともに「自殺そのものを憎んでいた」のかもしれない。
兄の墓前の前で 「出てきてくれないのか・・」そうつぶやくく小栗君にまたもキュン(涙)
死者たちの思いを1人---自分の心に封印し続けている彼がちょっと心配に。
サイ君とガー君そして比嘉・立花に期待したいと思います。
第7話「敗 北」ひき逃げ事件発生--!目撃証人と被害者幽霊よりあっさり犯人は判明--。
しかし「犯人」は元警察官僚・現外務大臣の息子で・・そのすべては「権力」と「掃除屋」の力でもみ消されることに。それでも足掻く石川に掃除屋は笑う。「お前がいきがるほど弱い人間が犠牲になっていくぞ--。」
案の定 犯人の車の同乗者が自殺(殺された)---。怒りに任せ彼にタイマン勝負を仕掛けた石川ですが実はそれは犯人を国外逃亡させるための時間稼ぎ--。 追い詰められ警察の一線を越えた捜査を強要する石川でしたが・・・
「お前と一緒に泥の船で沈むつもりはない---」
「僕たち(ネット)を使ってリンチしようって事?」
「強すぎるヒーローは悪人と同じ・・」
その言葉に我に返る石川。ソコはまさに 警察官と一人の人間の正義と悪の「ボーダーライン」だったのですね。
権力の前では人は誰も贖うことはできないのかもしれない---(涙)石川も敗北したのだ---。
彼の傍らでそれでも「ありがとう・」とつぶやく被害者幽霊に石川の涙は止まらない(涙)
本当にこんな 真面目で親思いで優しい彼がなぜこんな死に方をしなくてはならなかったのか・・。
憤りと怒りでいっぱいになりましたわ~~(涙)
ところでひき逃げ犯が見つからない家族って
賠償金を払ってくれる人もいない--ってことなんだろか・・。
もしそうだとしたら・・・また怒りが込み上げてきたわ===!!
第8話「決 断」---石川を撃った犯人が明らかに。ソコに隠れていた理由は
余りにも身勝手なものでした。でも・・まだ何か隠れてるのかも-??
元刑事・荒木(飯田基祐)が、至近距離から眉間を撃たれて殺された。
しかし、幽霊で現れた彼は何も言わない---。
事件が 自分の銃撃事件と関係していると感じる石川。
案の定 荒木は 石川の事件で殺された元刑事と同じ
警視庁組織犯罪対策部第五課(麻薬取締)に所属していたことが判明。
と同時に2人が10年前、ある事件(幹部死亡1億円の現金が消えた)に
関与していた事もわかったのだ。しかし--石川の顔は曇る。
ソコに浮かんだ人物の中に彼がよく知る「上司」がいたからだ---。
その犯人こそが
自分を撃った犯人-!「犯人の手掛かりは自分の頭にある弾丸----!」自らが囮となり犯人を追い詰めていく石川。相変わらずカッコい~!!
一体なぜ? 犯人はどっちなのか--。
その答えは幽霊が教えてくれた・・ように感じたけれど・・
やっぱ彼を「信じていた」そう思いたいですね!
「25年もやってると保身を1番に考える様になる・・」
彼の保身の為に殺したと言うのか---。
自分も死にかけた石川にとってソレは怒り以外の何物でもないだろう。
真実が明かされたことで幽霊さんの無念も少しは晴れただろうか・ねぇ~。
9話『越 境』「BORDER」にまさかこんな意味もあったとは~!!
ヤられた~~!!小栗君の涙にも ヤられた~~
絶対的悪にと闘う為には 絶対的な正義にならなければならない----。休日のショッピングモールから突然消えた8歳の少年は翌朝遺体で発見された。
死者の少年の情報、サイ&ガー君らの活躍で即 犯人を即突き止めた石川ですが、
犯人安藤(大森南朋)は証拠1つ残していない周到さで遂に逮捕する事は出来なかった--。
「それでもお前だ!」!と詰め寄る石川に犯人は言う---
『私はあの子に光を与えた。と同時に 世の親たちにモラルを与えてやった
(子は注目され 親たちには注意を促した)』それが彼の殺人理由!?
そして今後も殺るという彼を前に--何もできずただ肩を落とす石川。
葬儀に参列した石川の前に現れた少年はそれでも「ありがとう」と笑って消えていったのでした・・(涙)
「痛みに支配されないで-!」比嘉の言葉虚しく、そこには怒りと悲しみに全身を震わせる石川の姿が。
見えるからこそ--辛い。 小栗君の泣き顔には毎度ヤられる・・。凄いよ・・・(涙)
「闇があってこそ光がある。悪が存在してこそ正義も存在する----
あなたは正義のためなら死ねると思ってるでしょ?私も悪をなすためなら死ねる。
でもあなたと私には決定的な違いがある。
私は悪をなすためなら人を殺せる。でもあなたはできない----
また私の勝ちですね」
そう笑った彼を石川は------殺してしまったのだ。
石川の行動は「絶対的正義」でも----。
これこそが犯人の言う「正義と悪」は「コインの裏と表」ということなんだね。
「こちらの世界へようこそ-----」ソコにいたのは--まさに「正義と悪」の「BORDER」を超えてしまった
石川の姿だったのでした。
うわぁ~。せつなすぎる~~(涙)いや~すごいラストに ビックリ!!
でもこれで終わりってのにもビックリだ! きっと話せる日が来る--って
信じてたのに~。無念だ。無念すぎる~~!!
でも----面白かった!!
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