凪の海で帆を揺らす船。 意のままに”蟲”を操り風を呼ぶ
危うき少年は、己が為に往く──心に地平を見る為に。

少年の口笛に とりかぜ(蟲)は応え
いつしか彼は
風を自由に 操れるようになった。
「すごいな・・・・」
空に舞う真っ白な蟲「とりかぜ」---美しい~~~。
しかし彼の口笛が「こんなもの」まで呼び寄せてしまうとは~~!!
いや~~気持ち悪かった~~!
ギンコよ。もっとちゃんと教えてやって~~

!!

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一人前。そう言われて 彼は 母に 高価なプレゼントを買った。
「喜んでくれるかな・・・」
嬉しくなった少年は 夜つい 口笛を吹いてしまった
「夜は吹くなよ。 悪いことが起こる----」ギンコに忠告されていたのに・・・・・。
そしてとんでもないことが起こる。
蛇のようなものが現れて、船が沈没してしまったのだ。
そして彼の家も・・・
こんなことに~~~!!!
ソレは「呼蠱」という蟲。穴に吹き込む風の様な音に集まる習性があるようで
彼の吹く口笛に引き寄せられてしまったようだ。
「夜口笛吹くと蛇が出る」ってこういうことか!! ゾ~~~~~!!!
ギンコがその身に呼蠱を呼び寄せ
1度はもとある場所に戻った呼蠱ですが、
再び戻り始める彼らを見て ギンコは 走った。
「なぜこんな事をしてる?
このままじゃおふくろさん死んじまうぞ・・」
ソコには口笛を吹く少年の姿が----。
「だって、あの人、本当の母さんにはなってくれないから・・・」
彼は母の死を・・・願ってしまったようだ。
彼の母は義理の母だった。
兄弟3人の中で彼だけが前妻の子で
彼はずっと寂しかったんだろう。
母に愛して欲しかった・・・。
しかし----沈没した船から戻ったというのに・・
「あぁ、無事だったのかい。賃金はもらえたのかぃ--?」
プレゼントも即 質行き-----。
義母は あまりにも冷たかったよね。
彼はこの時、悲しみとともに
怒りがこみあげてしまったのだろう----。
でもそんな彼にギンコはいう
「お前も言ったじゃないか、蟲には蟲の都合があるって。
自分の都合でねじ曲げりゃ報いが生じる。
その能力をどう使うか は自分次第だ。
己がどういう者になるのか、自分で選んで決めるんだ----」
少年は涙をこぼした。
母親の周りを囲む家族。ここに自分の居場所はない・・
その時自分の道が見えたのかもしれない・・・。
翌朝・・彼は ギンコの助言通り口笛を吹いた。

いっせいにやってきた「とりかぜ」は彼の家にいた「呼蠱」を喰らい始めて~~!!
家は全壊!!いや~~~凄まじい映像でした===!!
家族は全員助かったけれど・・・
そこには ギンコの言葉に涙した少年の姿はありませんでした。
後日--風もないのに進む船と不思議がる漁師達の姿が
それは彼だ--今もとりかぜとともにいる!.
ソコこそが自分の居場所だと気づいたんだろう---。
彼はもう2度と 夜口笛を 吹くことはない。
そう思えるラストに・・・拍手でした(涙)
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