「ヴァムピール(休載中)」スピンオフ作品。時代は19世紀のロンドン---。この時代背景もいいですよね~~。大好物です!
実際にあった猟奇殺人をモチーフに独特の吸血鬼・ミステリーが展開。
あの美しき
男爵(バロン)様が大活躍です。

彼とともに事件を追うのは巡査部長マイアズ(通称キング:浄化者)
後に現れるアシュレイ侯爵も魅力的です!!
もはや2巻も出版されていながら今まで気づかなかったとは・・・・
信じられない不覚!!(涙)

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吸血鬼。ヴィクトリア朝時代の貴族たち…樹さんの美しい絵が 豪華に妖しく--輝いとります!!
男性のみならず女性のドレス姿も美しい~~。
全カットカラーでみたいほどだわ。はぁああ。うっとり~~

。

バロン様が「フランセス・グレイ男爵」の体をのっとっていた時代のお話。
後に弟アシュレィ卿も登場----(ちと見分けがつかない:苦笑)
実はこの兄弟、兄は死後 バロン様に体を乗っ取られ
ヴァムピールに。(体を乗りかえ生きる 人の生気を喰らう)
弟は血を吸われ吸血鬼に--(同じ体のまま永遠を生き人の血を吸う)
なってしまったのです。
物語は1話完結のミステリー。19世紀に本当に起きた猟奇的事件を絡めてるあたりも心憎い。
そしてその全てには 樹さんならではの決着あり!!さすがです!
マイアズ刑事が自らも知らない浄化者だったことでバロン様が手助し事件解決。
癒し系でいじられキャラな彼ゆえにバロン様もなんだか楽しそう?
なかなかの名メンコンビっぷりににんまりしちゃいました♪
---切り裂きジャック---多くの娼婦たちが切り裂かれ無残に殺された事件---
清い水では生きられない。本人も知っていたのだろうマイアーズはバロン様の協力で この事件の裏にある臓器売買と
騙された1人の女の哀しみと愚かさをしることに。
しかし彼女は証拠不十分で釈放。しかし彼女はアヘンに侵され
真の犯人はバロンが報酬として頂いちゃいましたとさ♪
-酸のヴァンパイア事件(ジョン・ジョージ・ヘイ)---財産目当てで6人を殺害し死体をドラム缶に入れ硫酸で 溶かして下水に流した
犠牲者から血を吸っていた---
ただ血が飲みたかったのだ---彼は吸血鬼になりたかった男--?いやホントは吸血鬼だった?
「アシュレイ卿」登場~~!
致命傷を受けると 人間だった時の長い黒髪に変身。
顔はバロン様そっくりだけどよりストィックでどこか悲哀を感じる男♡
--殺人ホテル事件-(アメリカ)--豪華ホテルオーナーが宿泊客200人以上をガスで眠らせ惨殺。
ホテルにはなんと 殺す為のガス室や解剖室・拷問室があったという。
世は醜い紙人形でいっぱいだ---それは黒く濁った心が作り出した悪魔--人間こそが怖ろしい・・。
--エンジェル・メーカー(ハンガリー)---「 白い粉(毒)」を手にした村の女たちがこぞって 夫、舅にはじまり
邪魔なものたちを 片っ端から殺害----。
当たり前だった現実がたまらなくつらく我慢できなくなって---毒を作った女医の悲しき思いが、いや美貌がアシュレイの心を直撃・・・?
何百人を殺した彼女にとって「この死」は、確かに優しすぎ・・
しかし彼女はいつか裁かれるのを待っていた――私もそんな気がします。
2巻へ続く------
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