「蟲を呼び寄せ蟲師に退治させる」そんな方法で蟲師の間を渡り歩いていた・・
白き髪と緑の目、片目には常闇を宿す少年ギンコ。

居場所をなくし行き倒れた彼は 蟲師スグロと御山のヌシと出会い
生命の“理”を、己が居るべき処を、 照らす光を----知ることになる。
ギンコに 薬草や蟲を寄せ付けない為の蟲タバコを教えてくれたのは
スグロだったのですね。蟲師後編は
ギンコの謎に触れる過去篇でスタートです!
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ココは鉱脈筋?じゃぁあれはヌシか・・・・。
そんなに みはらずとも ココに居座ったりはしねぇよ----。 美しくも幽幻な風景と静寂の中で幼いギンコの気丈さがどこか寂しい--
そんな彼に 父親のように いろいろなことを教えてくれるスグロ---。

今この山はヌシ交代の時期で不安定なのだという。
「もし変わりが現れなかったらどうなる?」
そう問うギンコにスグロは答える。
やがて世は滅びる--春になっても花が1輪も咲かないのと同じこと。
ヌシとは理(ことわり)のあらわれ
山と理がが深く結ばれていることの証だ---------と。
入るなと言われていたものの光る何かに惹かれ山に入ったギンコは
それがヌシの卵ときづく---。
自分とは真反対の必要とされしもの。その力がほしい・・・。
そんな邪な思いをもった瞬間 卵を落としてしまい---
山が急変!木々が枯れはじめてしまったのだ。
動揺したギンコは現れた主に向かって懇願。
「全部元に戻して・・。自分はどうなっても良いから--!」
光の輪に包まれ ヌシは鉱脈の中へ--。
そこに行けばもう戻れない。
でも・・もともと居ていい場所なんて無い----歩を進めるギンコを ひきとめるように・・常闇が暴れだす。
「お前は・・生きたいのか--」
すると・・暗闇の中、2本の手があらわれる。
その手に卵をのせると もどるようにと促されて--
気づくとギンコは元の場所へ帰っていた。
お前が見たものこそが理(ことわり)
おまえは「理」に戻ることを許されたんだ。
この世のすべてが お前のいるべき場所なんだ---。
蟲を呼び寄せる体質ゆえにひとところにいることができない。
その運命を 受け入れ 彼は今も旅を続けている
スグロの言葉は今もギンコをささえているにちがいない
ステキなお話でした!!
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[T14015] 蟲師 続章 第11話 『草の茵(くさのしとね)』 スグロがばいきんまんと同じ人でビックリ。