ここはどこなの?誰もいない。
いつまでも夕暮れのまま
寂しい 寂しい 怖い
きっとあの影のせいだ
あの影が私の影を踏んだから----

幸せそうな老夫婦。でもソコにはとんでもない過去が--。
今回もゾクっとするお話でした。
おじぃさんはどうなったんですかねぇ。
でもきっとこの結末を喜んでいることでしょう・・・(涙)
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その昔----突然少女アカネが消えた-----
その後まるで入れ替わったように 別の少女が現れた。
それがこの老夫婦の妻ミカゲ--------。
いつか思い出す日が来て 帰りたいといいだすかもしれない・・
そう不安がるお爺さんにギンコはいう。
それは夕暮れ時にのみ現れる
「大禍時」のしわざかもしれない・・と。
それにのまれると人は本体を失い影だけとなり---
其の影を 踏んだり踏まれたりすると入れ替わりが起きるのだという・・・。
ソレを聞き・・・ミカゲは思い出したようだ。
アカネの影を踏んだ--あの時を。
あたしあかねちゃんを身代わりにした
私と入れ替わればいいと思って影を踏んだ
そしてあの子の全部を 盗んだの---涙するミカゲをみつめ お爺さんはつぶやく
「あやまらないでくれ・・・。私も幸せだったよずっと ずうっと
おまえのおかげでのう-----」
今二人ができることは アカネもまた誰かの影をふみ
どこかで幸せに暮らしていてくれたら・・・そう願うこと。
その後 ミカゲは静かに幸せな一生を終えた。
しかし---1人残されたお爺さんの前にアカネの「影」が---。
そう やさしい彼女は、影を踏むことができず----
今だ影のままだったのだ(涙)
「すまん 私はお前の影を踏んだ子と夫婦となった
あの子を恨んでるか?ならお願いだ 私の影を踏んでくれ!
アカネ----戻ってきてくれ!」
逃げ出した其の影をお爺ぃさんは追いかけその影を踏んだ---。
するとその後、アカネが現れたのだ・・。
なんと消えたあの時の、少女のままの姿で・・。
ミカゲが奪い手に入れたその人生ほどの幸せが
果たして彼女を待っているのか・・はわからない。
でも・・きっと 幸せになってほしい・・。
本当にそう祈りたい気持ちでした。
思えばミカゲも被害者だったんですよねぇ・・。
夕暮れ時の「大禍時」には気をつけたいものですね。
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