家と家が細い水路で結ばれている----そんな村で
ギンコは蟲「かいろぎ」に侵された少女ゆらと出会う。

人と人の間には この村の水路のように見えない道がある。
「かいろぎ」は 時に その道を繋ぎ 人が望む相手へ
思いを届けてくれる蟲-(虫の知らせもこの蟲の仕業らしい)
しかしやりすぎると 意識を奪われ帰れなくなるのだという・・・。
水にも表情があるかのよう。ほんとに美しい風景にうっとり。
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幼い時から 体が弱くかったゆらにとって
使用人のスミは 母であり 姉であり 友達だった----。
彼女に依存しすぎる 娘を心配した父は
娘を思って---スミを里に帰したようですが・・・
彼女はすっとスミの事だけを考えるようになってしまった・・。
すると いつしか 自由に スミと話しができるようになったという。
でもそれは「かいろぎ」という蟲の仕業だったのです。
スミと話さないなんて 無理よ・・・・。
そうつぶやく彼女にギンコは言う。
それを続ければ いずれ意識を奪われ--
ともすれば 2人とも帰ってこれなくなる・・・・。
2人に この蟲を払う薬を渡すギンコ。
ゆらは拒否しますが スミは飲んだ。
彼女の手紙には
「もう頼らないで-----。」とかかれていた。
迷惑だったの・・・?
その問いに返事はなく-----。
ゆらは 自らの力で水路を渡り彼女のもとへ行くことを決意する。
しかしその途中 意識を失い・・どこか遠くへ流されていく感覚に・・・
スミに頼ってはいけない-----。
助けて---誰か助けて-----!!
村人に助けを求めたゆら------
それは多くの 村人のもとへも届いて・・
ゆらは無事発見されることに。
その後ゆらは薬を飲んだ----。
この蟲の恐ろしさをしったから---。
いや スミをこんな目に合わせたくない・・・。
きっとそう思ったに違いありません。
そして父もスミも--自分を思っているからこその行動だったことにも
気づいたのでしょう。
これからは直接会いに行けば良いのだ------。
ちょっと成長した彼女が嬉しい終焉でした♡
不思議な風景が何とも幻想的で美し衣今回。
人と人を結ぶ見えざる道とこの村の水路を絡ませてるところも秀悦ですね!
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