世界はこんなに美しかったかしら・・。
まるで生まれ変わったみたい・・・・

ゲンを産み死の淵から回復した母ゆいは ある日 光る糸が見えるようになり紡げるようになった。
しかし赤子のゲンからでていたその「糸」を何気に手に取った時--
ゲンは生死をさまようことに--------。
実はそれは、赤子が生きていくのに必要な「妖質」という糸だったのだ
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ギンコはキレやすい少年ゲンとソレに困り果てた父親と出会う。
実はこのゲンこそがその時の少年。
ギンコは母親が『妖質』で編み上げたという光る衣(普通の人には見えない)を
ゲンに着せることで彼の命を救ったのだ。
家の中でその「衣」を目にしたことがあるゲンはギンコの言葉を信じた
と同時に自分以外にも 「蟲」が見える人がいることも知る事に。
しかし その母はゲンを産んで以来 体調を崩していた
近づくと危険だといわれ会うこともできなかったゲン
そんなゲンの癒しは
自分にしか見えない空をとぶ天女
母は 自分を生んだせいで病気になった---
だから 自分が嫌いなのだ・・・。
彼の癇癪は寂しさの裏返しだと気づくギンコ。
一方 母の様子を見に行ったギンコが見たものは
まるで抜け殻のようになったゆいの姿--。
糸を紡ぎすぎ蟲の気を帯びすぎたせいらしい
実は妖質は赤子には必要なものだが
成長した子供には問題はなかったらしく----
2人はようやく会えることに。
するとゲンはきづく。
あのいつも空から自分を見つめていた天女は母だったのだと。
母はずっとゲンを案じ 空にいたからだったのですね。
再び暮らせるようになって 母もゲンも元に戻った
あの光ももう見えなくなったようです。
それがどうしてなのか・・ギンコにもわからないよう。
きっとそれは親子の愛が起こした奇跡---なのかもですね♪
---- 寄る辺なき少年の心が見上げる空は、求めども触れられぬ温もり。
時にヒトは、五識を超えて感応する──
生命達の眩き息吹に、己を包む輝きに。
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