あの空の向こうはどこなんだろう…
ここに誰も いないのは みんな、あの空の向こうに
行ってしまったからかもしれない
空に輝く月----。
でも実はそれは 現実に戻るための入り口だったのだ。
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広い家に 少女が一人----
夜空を見上げながら思う・。
何もかもが綺麗で心地よくて
何かを思い出すのがおっくうになる・・・・・・・。
どうやらソコには目には見えないけれど
食事を用意し人形を隠す誰かがいるようだ・・
一体どうしたというのか・・・?
ソコにゆらゆらと現れたのはギンコ-----。
驚く彼女に彼は言う。
もう時間がない------。

ギンコいわく、彼女は壺(古井戸)の底に光る「星」を取ろうとして
「こっち側」にきてしまったらしいのだ
「思い出せ!あの空の向こうでお前を待っている者がいる。
毎日食事を作って待っている母親。人形を隠して遊んでいる姉----。
ここはお前のいるべき場所じゃない---」
ギンコのお陰で
自分を待つ人のいる場所こそが帰る場所だと気づいたようです。
彼女のいた場所は光脈のながれるところ
それがぶつかりあって 星のように輝いていたのだという。
美しい~~~。
でも・・戻ってきた彼女を迎える 家族たちの笑顔は
その星よりも美しかった。
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[T14031] 蟲師 続章 第16話 『壺天の星(こてんのほし)』 一人暮らしのオカッパ...こひなか?