
ある村では死者を山の沼地に置き葬っていた。
7日目には衣ばかりとなるからだ
彼らは皆それを「山へかえる」のだと信じていた。
しかし--その地で奇妙な病が蔓延----。
恐れを抱く人々は言う・・「死が伝染った」のだと----。
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7日間は森に入ってはならない----。
この村にはそんな掟があった。
この病の原因は 誰かがこの掟を破ったからのようだ---。
それは骸を骨泥状に分解する「骸草(むくろそう)」という蟲の仕業。
この泥を踏ンだものに寄生し繁殖するのだ。
ギンコいわく薬ですぐ治るはずだったのですが---
ある男にはこの薬が効かなかった---
ソレは彼に死臭がしみついているせいだと気づくギンコ。
いったい何があったのか・・・・・。
実は彼は 弟を殺したのだ----。
ある日 弟は良心の呵責に耐えきれなくなって兄に真実を話した
10年前 彼の娘ゆりを 殺したのは自分だと。
誤って荷車で引いててしまったのだと。
逆上した彼は きづくと大石を振りおろしていた---。
そして死んだ彼を 崖に投げ捨てたのだ・・。
事故死として山に葬られた弟を---
彼は 弟の息子とともに掟を破って見に行った時
その体から無数の草が生えているのを目撃!
その時寄生されてしまったようだ。
薬でも枯れないその草は---
今もなを夢の中であやまり続けている弟の思いを
運んでいたのかもしれません-----。
しかし
お父さんを殺したの?
すべてを弟の息子に知られた時----
彼はまた その子を手にかけようと・・・・?
その瞬間----彼は 川に落ちおぼれ死ぬことに。
川辺に咲いた骸草をみつめギンコはつぶやいた----
山にも帰れなかったのか-----
兄弟はともに罪を犯した---
しかし弟は山に帰り兄は・・・・・・。
それは森の神が下した判決-?(涙)
2人の死を見つめ残された息子は何をこころにきざんだのでしょうか・・
なんともやりきれないお話でした。
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