オリエント急行でおこった密室殺人に居合わせた1人の探偵が
乗客を順番に尋問し犯人及び謎に迫っていく物語--。

私がこの映画を見たのはいつのことだったのか・・・。
細かいことは忘れたけど日本にはない電車内部-。
漂う貴族の香り。そして出演者たちのゴージャスさは今でも心に残ってる。
そして犯人が誰か・・ってことも~~~~(苦笑)
お陰で(犯人探しが楽しい)ミステリー作品が
(犯人を追い詰めていくのを楽しむ)サスペンス作品になってしまったわ(笑)
アガサクリスティの世界に欠かせないゴージャス感と貴族の香り。
果たして感じられたかな? う~~ん?????

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犯人はいったいどこから侵入しどこへ消えたのか・・・? しかし---乗客 12人の尋問を終えた彼は奇妙なことにきづく。
全員が不思議なまでに誰かを目撃(アリバイを証明)しているのだ。
彼らは本当に 初対面なのか-?
するとある「モノ」を発端に彼はきづく--。

乗客全員が ある事件の関係者であることに----。
彼のすごさはココ!なのよね。
思えば犯人の答えは最初からあった。
めったざしに刺され殺されたナイフ痕は12あったのだから・・ね。
一夜にて 犯人とその動機、方法まで暴き---
2夜にて犯人の動機や心情を浮き彫りにする展開。
探偵勝呂(萬斎)の尋問模様・出演者たちの受け答えっぷり(嘘つきっぷり)はお見事!
三谷さんらしい楽しさに引き込まれた。
しかし----
萬斎さんのやりすぎとも感じる口上は「ポアロ」にも共通することゆえにスルーするとして
正直----この悲しみと苦しみに彩られた作品に笑いが必要だったのか???
はなはだ疑問。
笑いながら完全犯罪を練るくだりには怒りさえこみ上げましたわ。
「やってもいい殺人もあると思うんですよ----。」犯人(たち)はそう思った。そして殺人を決行したのだ
彼(被害者)は5年前 少女を誘拐し殺害した犯人だった。
その後一家は娘の後を追うように亡くなり、罪を着せられたお手伝いも自殺--。
彼は 幸せだった家族を一瞬で崩壊させながら、
その金をわがものとし のうのうと生きていたのだ・
許せない----。許すものか---。
犯人(達)から聞こえてくる心の叫びにヤられる--
高慢な態度に隠された 悪を憎む 高貴な心にヤられる
すべてをしったポアロの判決にも----。
映画には多分このドラマとは違うモノがある気がします。
よかったら鑑賞してみてください~!
私はポアロシリーズより
ミスマープル作品が大好きなんですけどね♪
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