0シリーズ・・とはいえこれは--
新たな物語。というか12巻の続き過去事件(鈴木さんとタッグを組んだもの)を期待しただけにくろねこちとガックし・・・。
でも読み応え十分です。とはいえヘビ~~なので 心してください~。
見出しにある
「原罪」とは「人が生まれながら持っている罪」ってことみたい。
冒頭から衝撃・・! 今回も読むのキッツかったな~~(涙)
★1~3巻 ★4巻 ★5巻 ★6巻★7巻 ★8巻 ★9巻 ★10巻 ★11・12巻★
SEASON 0☆参加してます☆

----------------------------------------------------
パリから帰国した薪に、最強の敵現る-!?みつかった脳の肉片により いや薪のドゲザにより
「連続娼婦殺人事件」を捜査することになる 薪(第3管轄)
そんな彼の前に現れたのは、
貧しい国に生まれながら 一流シェフまで上り詰めた男、タジクだ!
そんな彼が なぜ こんな(うっぐ・・

)!事件を起こすことになったのか・・
その謎に迫る衝撃的な物語だ----
薪は--当初から犯人は彼だ。と気づいているようでした。
そう 彼女たちは消えたのではない。彼に切り捌かれ処分されたのだと。
それは彼の作る料理の中に混入されていたのではないか・・と。
きゃ~~!やな展開!!でもそれはなかったことが判明~~!!
しかし ホ~~~っとしたのも つかのま・・・
事件は思いもよらない彼ら(見捨てられ踏みつけにされた貧しい国カザフスタン)の 闇を---。 悲しみの物語を 映し出すことになるのです。
まだ幼い彼らが働く工場の缶詰(猫缶)を 初めて食べた少女はつぶやく・
「美味しい~! いいなぁ この次はその国の猫に生まれ変わって毎日これ食べたいなぁ・・」私達の多くはそんな貧しさをしらない。いや知らないふりをして逃げているのだ。
生きるために多くの動物を殺している、その事実からも・・。
(あなた達は)一体今まで誰に殺させて来たんですか?
その人達は動物を殺すのが嫌じゃないとでも、辛くないとでも思ってたんですか--? 過去過酷な経験をした(ここでは書けません:涙)彼の言葉ゆえに・・・。
心を切り裂かれる思いがしました・・・。
私達は そんな人へ、そして動物への感謝を忘れている・・・。
それこそが「原罪」---なのかもしれないですね
実はこの事件は どうしょうもないクズが犯した事件でした。
でも「彼女」には 復讐を果たすために どうしても彼が必要で--
タジクはその彼女のために、いや、彼女と同じ運命だった妹のために・・・
死体処理を手伝っていたのだ・・・。
そんな彼に薪は涙を浮かべて叫ぶ。
不幸比べをして生きてくわけじゃない!
自分だけが傷ついてる顔をして 痛い痛いと泣きながらも
同じように平気で人を 傷つける おまえより
自分が刺されて倒れる方を選ぶ青木のほうが ずっと強い---!いろいろな諸事情あるとはいえ
懸命に生きていた娼婦たちになんの罪があったのか?
殺され切り刻まれるようなことをしたというのか?
薪との出会いによって 彼はようやく自分の罪に気付いたようでしたね(涙)。

とはいえ今回全てが MRI捜査というより薪の推理。
薪さんのエゴやヒステリックや嫌味な行動も目立ちました。
事件解決の裏には青木の犠牲と危険な賭けという代償があり
またも自分を追い詰める結果にもなった。
全く成長していない‥・と感じます。
タジクの完全犯罪を追い詰めた薪のセリフ---。
「お前はオレを怒らせたんだ!」も 「おまえが 青木を傷つけたからだ!!」
と聞こえたのは私だけじゃないでしょう(苦笑)
とはいえ・・・巻末ではっようやく薪さんの本音が漏らされました・・。
近づくほどに失った時の 悲しみや 苦しみは大きい---。
そこからは・・・彼が今だ1番恐れているのは 「その時」の自分なのだと・・
いや その時の----- 青木なんだということを感じて・・・
ちょっと切なくなりました。
薪にとっては それこそがトップシークレットなんでしょうね。
■
斗真&岡田==実写 映画決定~!詳しくはコチラ!
コメント
コメントの投稿
---------------------------------------------------------------件のトラックバック