夏目友人帳 ２２巻感想

夏目友人帳 22 (花とゆめコミックス) 著者 : 緑川ゆき 白泉社 発売日 : 2017-09-05 ブクログでレビューを見る»

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★８５話・８６話『表のれん」
お化けや妖怪の文献が展示されているという古旅館へやってきた夏目＆田沼＆多軌‥そして先生（笑）
実はココは　「人ならぬ者や妖の泊まる宿（カミ仮宿）」で　この宿の当主は代々ずっと
夕方までは家紋が書かれた表のれん、夜は魔除けが書かれた裏のれんに掛け替えてきたのだという。
でも急な雨で掛け替えるのを忘れてしまって・・
３人と先生と協力して悪しき妖を退治するお話。３人の仲良しっぷりににんまり。
旅館主の妖へのおもいとこの宿を愛する妖の優しさに・・ほっこり。

★特別編１８
「ボク　妖怪にあってみたいんだ」
そう目を輝かせる少年とにゃんこ先生の出会いの物語。
やさしき先生に・・・ほっこり♡　
しゃべるねここそが妖だってこと。彼はいつ気づくのかな（笑）

★８７話　『月夜の夏目』
鳥に奪われた指を探していた人形が夏目に化けて
夜な夜な西村を訪ねていた事を知った夏目はびっくり。
一歩間違えれば大変なことになっていたかも・・。でも彼は
「夜中の冒険みたいでワクワクしたよな！」
屈託なくそう笑う西村くんに思わずありがとう・とつぶやいた夏目。
「みえること」いつか話せる日が来ればいいね・・。　

★　８８話　８９話　『名前を教えて』
　--見えたものを話すほうが悪いだろうか・・話さないほうが悪いだろうか・・
レイコに出来た初めての人間の友だち蒼子。でも彼女はレイコが悪い噂の人物だと知った時、去っていった。「仕方ないか--」と笑う彼女の傍らで　涙をこぼした妖。それこそがレイコ初めての友達（友人帳最初の妖）でした。
来なくなったレイコを待っていると蒼子が現れた。体を壊し寝込んでいたという。レイコを待ち続ける蒼子に妖は語り続けた
レイコがずっと待っていたことを---。でも彼女に聞こえるはずもなく・・・。
そしてレイコにも伝えられなかった・・。　蒼子がずっとレイコを待ち続けていたことを---。
名を返す折　感じたその妖の悲しみ。そしてみえた　レイコとみたという美しい花の風景に涙する夏目。
「彼の後悔」も夏目にとって嬉しいことだったよね。
だって彼はずっと忘れないでいてくれたのだもの。この風景をレイコの事を---。

★９０話　『雨宿りの廃駅』　
廃駅で偶然的場と出会った夏目。
　彼は言う。　鳥真似をして人をだますたちの悪い妖「ヒトクビ」を捕まえてきたのだと。
　なんでもここは雨の日「大妖怪」が現れる危険な場所
　彼に「ヒトクビ」を処分させるのが目的だったようだ・・。
　１人でいたのはそれだけ危険な仕事だから・・・？
　このことは内密に----。
　去っていく彼を‥‥ただ見つめる夏目先生なのでした。
　彼の孤独は--夏目の比じゃない・・のかもですね～。