現在の観覧者

現在の閲覧者数:

参加してます♪


プロフィール

くろねこ♪

Author:くろねこ♪


絵:みみこ

★ご訪問ありがとうございます。
こちらはくろねこの漫画・ドラマ・アニメ感想ブログです。
リンクフリー。コメント・TB大歓迎。
拍手感謝です!励まされております♪

★当ブログの画像は著作物の1部を引用しております。
 関係社からの警告には早急に従います。


カテゴリー


「あいつだけが死ぬはずだったのに・・」

残酷な神が支配する 全17巻完結(PFコミックス)
zannkoku2


幸せを願っていた母の再婚。けれどそこには
残酷な運命がジェルミを待っていたのです~!!

イギリスの名家で彼を待っていたのは
義父の支配という愛情
 暴力・虐待、それは愛か、復讐なのか・・。
母にさえ真実を伝えられないジェルミは心を蝕んでゆきます。
遂には義父グレッグの殺人を企て実行してしまうジェルミ。
彼を満たす開放感と喜び。でもそれはすぐ絶望に変わりました。
彼は父とともに愛する母をも殺してしまったのです・・。

再び彼の心に積もっていく闇。

彼のそんな姿に不信感を募らせる兄イアンはジェルミにつめより、おいつめ
遂に彼のその重い口を開かせます。
しかし彼の 告白は、今度は
イアンを闇に突き落とすことになるのです。 

ジェルミの言葉を信じられず1度は 逃げ出すイアンですが---
真実を受け止めた時 ジェルミを救う為動き出す----
イアンの物語が展開します

果たして 彼はジェルミを救うことができるのでしょうか
家庭内虐待の苦悩は表現できません。
心理描写の絵が哀しくも美しいです。

続きは下より↓ ----------------------------------------------------

それは愛か?復讐だったのか・・・
jemini

 <グレックの考察>

愛している・・・
ジェルミを暴力で支配(性的虐待)しながらそうつぶやくグレッグ。
それを---見ないふりをした?母サンドラ 
いったいなぜ? 2人に巣くう心の闇とは?
萩尾さんは何も語らない。
親の苦しみなど子供にとっては無関係と切り捨てているかのようである。

グレッグは潔癖厳格ながら妻を家族を愛する男だったようだ。
しかしそんな彼を変えたのは--- 妻の不貞を疑った事だった。
次第に それは愛を 憎しみに変え-----妻を追い詰めることに。
「死ね・・!」
妻は 夫の言われるままに 首にロープを巻きつけ死んだという。

彼女が不貞をしていたのかは厳密にはわからないけれど---
グレッグにとってその行為(死)はもはや=「不貞」だったんだろう。
しかし その時彼女の心を支配していたのは、信じない夫への絶望だったのではないだろうか・・
グレッグのの「愛」は妻にとってもはや恐怖でしかなかったんだろう・・。

人は--自分の心をわかってほしいと願えば願うほど・
口に出せば出すほど--遠ざかってしまうものなのかもしれない。

グレッグは 誰にもわかってもらえないその苦しみを---
 人を傷つける(暴力)ことで 訴え続けていたのかもしれない。

しかしその痛みは ジェルミにとって恐怖と苦痛だけだったように
そんな思いは 伝わるわけはなかったのだ

人は憎しみで 人を刺したとき----
自分の哀しみや怒りが 相手に伝わったように感じるのかもしれない。
でもやはりそれは---錯覚なのだ。

暴力や支配では 本当の思いは伝わらない----。
最後までそれに気づくことができなかった男グレッグ。
彼の思いも苦しみも・・もはや 永遠に知る者はいないのだ---。

この作品の謎は 母サンドラにもある。
彼女は本当に息子の身に起こっていることをしらなかったのだろうか?
それともしりながら・・見ぬふりをしていたのだろうか?

私は思う。彼女はグレッグの愛が息子にある事にきずいていた。
(虐待は知らなかった・・ンだと思うけどな。そう信じたい・・・・)
でもその現実を見ることをやめたのだ---
息子を愛する為に---。

  zannkoku

では人は 誰かに裏切られたとき--
その憎しみや 悲しみを----どうすればいいのでしょうか?
 

グレッグのように誰かに怒りをぶつけるもの。
 サンドラのようになかったことにするもの。 

イアンは「愛しているなら 許す・・」と答えています。

許すこと---。それがすべて・・・。
  あなたは どうでしょう。できるでしょうか?(私は無理かも~:苦笑) 
  
 ジェルミがグッレグを忘れる日はないだろう。 
 愚かなグレッグは それこそが愛---!と
 今も言っていそうですね~~。
 
真実 ---1度受けた心の傷は消えることはない。
けれど癒すことはできる。と萩尾さんは言ってる気がします。

でもそれは 薬ではない。カウンセリングでもない。
自分自身なのだ・
冷やかな声もきこえてくる・・。

それでも・・・ジェルミの心は、きっと
イアンや周りの人々の愛情によって絶対癒される日が来るのだと。
私は信じたいです。
  
こちらでも語っております---♪
★  +各巻あらすじはこちら♪


---------------------------

コメント

こんばんは、TBありがとうございました。
>ジェルミの心が イアンや周りの人々の愛情によって
きっと癒される日が来ると・・私は信じたい。

私もそう思います。

文学の香りのする奥の深い作品でしたね。
作品の中で、皆、それぞれに生きている、それが伝わってきました。その中で、とりわけイアンの美しさ(心も体も)に惹かれました。

v-354TBコメントありがとうです♪
「こいつが殺したんだ・・」葬儀の場面で始まるこの作品が
こんな展開になっていったときは驚愕でした。
連載中はずっと「早くきずいてよ!イアン!」
と叫んでいた気がします。しかし・・
きずいたら終わりと思っていたこの物語は
またまた思いもかけない展開になっていき・・
私は再び「恐るべし萩尾さん!」と
驚愕したのでした(笑)

ジェルミの物語と思っていましたが、実は
彼を救うイアンの物語だったのかもしれませんね♪

こんばんは!

くろねこさん、まんがのブログも書いているのね。
精力的だな~。

この漫画は文庫本でみつけて、 萩尾 望都が好きだったこともあり全巻読みましたよ。
ジェルミが痛々しかったけど、イアンがどんどん変わっていくサマにドキドキしました。ジェルミの傷が消えることはないけど、いつか自分で克服していってほしいね。
最後が突然終わった感じがして、もっと読んでいたかったですよ。
またおじゃましますね!

アイマック様♪

コメントありがとうです~v-300
映画も漫画も、見てると幸せなんですよね~〔笑〕
漫画はコメント頂くことが少ないので本当に嬉しいです♪
萩尾さんは特に好きなんですよね。
久々の長編とあって連載当時はワクワクでした。
グッレグがどんなに憎たらしかったでしょうか・〔笑〕

心の傷は結局誰にも救えない・・と萩尾さんは言い放ってる
気がしましたけど、同時に
それでも根気よく支えてあげてほしいという叫びのようなものも
感じました。
正直きつい作品でしたけど~。読み応え有る作品ですよね~♪

こちらからもトラックバックさせてください。

 拙ブログへお越しいただき、ありがとうございました。さっそくこちらへ来ましたら、良い記事ですね~。私が伝えられなかったこと全部書いてあるじゃありませんか。(恥ずかし恥ずかし)

 こちらからもトラバさせていただきました。よろしくお願いします。他の記事も読みに来ますね。これからもよろしくお願いいたします。m(_ _)m

トミー様♪

コメント残していただいてありがとうです!
萩尾作品は どれもこれも
うまく伝えられなくてはがゆいです。
こちらこそよろしくお願いします~v-315

No title

記事から時間がかなりたっていますがコメントしてよろしいでしょうか?

自分はサンドラが知っていたかどうかはあまり気になりませんでした。
それよりも気になったのはあの自動車事故のことです。
あのとき、サンドラはジェルミのために行動を起こしてグレッグに言ったのでしょうか、
もしそうだとしたらあの事故の真実は…?

ジェルミの細工のためか、
欠陥車のためか、
それともグレッグが起こしたのか?

かなりのスピードを出していたグレッグ、運良く窓から放り出されたグレッグ
萩尾先生は答えを出しませんでしたが…

ともかく、この物語を読んで思うところは、
なんて残酷な神が支配するんだろう。
それでいてとても美しい物語なんだろう。

萩尾先生は偉大です。

カケラさんへ♪

大歓迎ですよ~!!ありがとうですe-398
サンドラはかなり強引に乗り込んでますからあの事故は彼女の中にあった
「何か」が爆発して諍いの上に起こった事とも考えられますよね。
細工か?欠陥か?すべては藪の中・・ですけど・・。
私は天罰!と思ってます(苦笑~)
母として・・彼女は子に甘えすぎでしたもん(涙)
ジェルミの心の崩壊は彼女の存在も大きかったと思いますし。
私は彼女がどこまで何をしってたのか?気になっちゃいましたぁあ。
でもラストのあの描写はジェルミは母を許した・・ってことですよね。
母も苦しんでた・・と思ってくれたんでしょうかね?
細やかな心理描写を美しい絵に閉じ込めて・・
萩尾さんは何も語ってくれませんけど(笑)
そんなところにもとても惹かれてしまってます。
私にとっても今だ萩尾さんは1番の漫画家さんです~v-354



コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

---------------------------------------------------------------

件のトラックバック

[T985] 「残酷な神が支配する」

この本の詩的な題名に魅せられて、この本を単庫本で読み始めたのは何年前だっただろうか。 どこの本屋でも大量入荷と言う本ではないので、本屋ではちっとも揃わなかった。今日漢検の問題集が欲しくて、久しぶりに本屋に行くと、文庫で置いてあった。しかも1巻から10巻まで
*---------------------------------------------------------------

[T3962] 萩尾 望都 「残酷な神が支配する」

         言わずと知れた1997年手塚治文化賞受賞作。 初出 「プチフラワー」 1992年7月号~2001年7月号まで 写真は 小学館 プチフラワーコミックス 1巻~17巻 (16巻抜け)  私は最初はマンガ喫茶で読んだ。暗くて暗くてちょっと読むのがつらかった。一...
*---------------------------------------------------------------
トラックバックURL
http://edoga.blog22.fc2.com/tb.php/3-051b272e
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
-------------------------------------------------------

 | BLOG TOP |