漆原 友紀
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感想↓より
前回レビューはコチラ!!蟲、それは形も存在も曖昧な者達。
ヒトと蟲が重なったとき人智を超えておこる奇怪な妖しき現象
蟲を寄せてしまうため ひとところにいられない「ギンコ」放浪の旅 9巻です。
映画感想はコチラ!!
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* 残 り 紅 (のこりべに)夕暮れ時に人が入れ替わる・・。
「大禍時」というモノに飲みこまれ影のみの姿になってしまった少女。
蟲?が起こす悲しい物語に涙です。
* 風 巻 立 つ (しまきたつ)風を起こすとりかぜを意のままに操り船を走らせる少年。
彼にすむ心の闇はいつしか呼蟲(よびこ)をよびよせていた。
それは報い・・。
蟲を操るものたちの厳しき掟の物語・・・。
* 壷 天 の 星 (こてんのほし)井戸の中の美しき星(井星)に囚われた少女を救うギンコの物語。
* 水 碧 む (みずあおむ) 雨蠱(うこ)に寄生された少年をたすけようとするギンコ。
蟲によって起きた哀しみと、奇跡の物語。
でも哀しい。親子のこの運命に涙です・・。
今回一番好きなかな♪
* 草 の 茵 (くさのしとね )ギンコが蟲と運命を受け入れた時の物語(4巻草を踏む音の続きらしい。)
「この世の全てがお前の居るべき場所なんだ・・」
トコヤミ・ヌシ・世と生命の「理」をギンコは静にうけとめる・・・。
蟲の起こす不思議な現象になすすべもない人間達。
どの話も寂しくて哀しい・・・。比類なき幻想世界が満載です
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