ご存知坂本竜馬の物語。
土佐藩出身の竜馬・以蔵・半平太が幼馴染の大親友という設定が
この作品独特のよさとなって展開していく。
竜馬好きで有名な金八こと武田鉄也が原作を担当しているだけあって
竜馬賛辞のこの作品はギリギリのフィクションを織り交ぜて
最高に楽しい作品になっている。とはいえ・・
幕末時代、志半ばで死んでいったたくさんの若者たちの
激動の人生が・・
哀しく切なく胸を打つ秀作だ! 下に続くよ

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前半は竜馬が、裕福な家庭で愛情深く育てられていく様子とともに
土佐での厳しい身分制度でおこる、理不尽な事件の数々が綴られています。中でも友人を殿(容堂)に殺された事件は、
当時絶対であった「主君への忠誠心」を竜馬の心から消し去り、
身分制度への憎しみを膨らませました。このことは彼がその後、半平太らと道を別つ原因の一つだったかもしれません。
まだ何をしたらいいかわからない竜馬に大きくゆったり生きなさい。と教える母。
彼は皆を守るための強さを求め剣の修行に江戸へ行くことを決意します---。
彼はそこで様々な人達と出会い、多くのことを学びます。吉田松陰と黒船と幕臣勝海舟との出会いにより世界の大きさと世界を学ぶ必要性を知る竜馬。

勝海舟率いる神戸海軍で自分の行く道を見出す竜馬です。
そんな彼を おもしろがり かわいがる勝海舟がまたゆかい。
2人の立場や身分を越えての心の繋りがまた ホントに素晴しいんです!!
しかし神戸海軍が離散し夢破れた竜馬は勝と道を別つことになります。その後勝の口利きで薩摩藩士西郷にとりいった竜馬は勝から学んだ諸外国の情勢を説き、「カンパニー論」をぶちかまし薩摩とも親交を深めることに成功します。
薩摩・長州・そして幕府を渡り歩いた竜馬だからこそ
わかる!!彼らの思い。
後に有名な「薩長同盟」を竜馬が成功させた理由の1つは
こうして・・藩を身分を越えて人脈と情報網を手に入れていたことが大きい
皆国を憂う気持ちは同じであることを痛感した竜馬は彼らがみな争うことなく
日本が1つになることを夢見て奔走します。。
新しい日本を作り身分制度をなくすこと・
それが志半ばで死んでいった多くの友人のためだと信じて・・。
それが
自由に生きることのはじめの1歩だと信じて・・。
遂に竜馬はこの藩同士を結ばせ(薩長同盟) 幕府を降伏(大政奉還)させることに尽力・・
彼は未来の日本にむけて法律を作り上げました(船中八策)それは明治政府の憲法の礎になったといわれています。
この幕末で不幸なことは情報がないことでした。
彼らは皆
黒船の威力と大きさをしらず 剣で太刀打ちできない現実にきずかず、
そして世界を知らなかったのです。竜馬が大きな目で日本を見ることができたのは 竜馬の家がほんの少し裕福だったことと、彼が家業である商人の目を持っていたこと。そして
外国では「誰もが将軍になれる」という世界を、心の底から夢見ていたことかもしれません彼の考案した新政権の参謀に彼の名がないことを不思議がる西郷ら重鎮たちに向かい竜馬は言います。・
「世界の海援隊でもやりますかいのう・・」
この時どれだけの人が竜馬の本当の思いを知っていたのでしょうねx・・。
彼が掴みたかったのは天下ではなく
身分のない自由な地で
思いのままに 生きることだったのだと・・。
コチラに続く・・♪
コメント
そうですね
とってもうれしいです!元気を頂いちゃいました!
・・様の日々も楽しい毎日でありますように
今後とも宜しくお願いします♪
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