家族を惨殺し死刑となった男露口の脳------ 
ソコに写っていたものは家族を殺した本当の犯人の姿。
それは娘の 絹子だったのだ・・・。露口は無実!?しかしもはや彼女を裁くことはことは出来ない・・
現実の前に愕然とする青木、そんな彼に絹子は吐き捨てる----。
「人の秘密をのぞく、このゲス野郎!!」憎しみにあふれたその瞳に、全ての謎は隠されている・・・?
彼女が家族を殺した理由とは?
父が罪をかぶった理由とはなんだったのか----?その答えは----後編↓へ
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後篇---- case 5 愛犬ジップの脳 .露口の脳の映像---そこには女の美しい裸体が映っていた-----。
「人の秘密をのぞく、このゲス野郎!!」青木の胸に絹子の言葉が刺さる
しかしその顔に驚愕。それは絹子。露口は娘の絹子を犯していたのだ・・・。
「いつか 私が死んだら私の中の脳を送ってあげるわ!
私がしてきたことをがわかるのはその時よ!
アンタにできることはせいぜい死体の脳みそを見て悔しがる事だけよ!」」悪意に満ちた瞳で そう叫ぶ絹子は MRIに挑戦でもしているようだ。
真実をしりながら、証拠はあがらずお手上げ状態・・・。
そんな折彼女と接点があった少年が事故死した。
その死を不審に思う青木ですが彼は盲目の為 MRI捜査はできない・・・。
しかし青木は現場で、見るべき脳がもう一つあったことに気付く
それは彼の目であった
「愛犬・ジップの脳----」そこには彼の主人(少年)へ向けられたあふれるばかりの愛情が残されていた。
そしてジップはみていたのだ。
絹子の恐るべき行動を・・。殺された男達の死体を------。絹子は、MRIの思いもよらない捜査によって 遂に逮捕されたのである--------。

何人もの男たちを殺害し 父の苦しむ様をみて楽しんでいたという絹子。
そして家族全員を惨殺。彼女が家族を殺した理由とは---?
父が罪をかぶった理由とは--?
ここからは勝手な妄想なので興味のない方はスルーしてくださいね。
一家惨殺事件---。それは 自分が犯されていることを知らなかった?見ぬふりをしていた?
家族への憎しみが爆発した時起こった。
彼女は 自分の罪も罰も すべて父が引き受けることをしっていた。
そしてそれが当然だと・・思った。全ては父のせい--。彼女に反省などなかった。
彼女は自分の中にあったすべての悲しみと絶望を父にぶつけていたのかもしれない
父は全ての罪を被った。それは彼なりの贖罪だったのだろう・・・。
絹子の瞳に写っていた世界とは・・いったい・どんなものだったのか・・・・。
それは ジップの瞳に写っていた優しい愛にみちあふれた世界とは---
真逆のものだったのだろう。
彼女はなぜこの純粋無垢な この盲目の少年を殺したのだろうか。
本当の私を見せたい。そうつぶやき車道へ導いたという絹子---
彼女がこの純粋な少年の最期に見せたかったものは
「人間の悪意----」だった・・?
だとしたら 彼女の心はもはや誰にも救うべくもないほど狂っていたのだろう。
可哀そうな彼女・・でも、もはや同情もできるはずもない・・・。
原作青木美しいです(涙)
後編のラストで感動できるといいんですが・・・。