漆原 友紀
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降幕の刻----広大無辺の妖世譚その幕がついに降りる----ってコレ最終巻なのかな・・????(涙)
宇宙には「理」があり、 自然と人間の間には蟲だけでなく、
様々なものが存在しているのかもしれません。静かに心に染み入るお話ばかり・・。
私にとってはこの「漆原サン」という方もとても興味深いです・・・。
★ 1~8巻レビュー★ 9巻レビュー★ 映画感想はコチラ!!
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・「光の緒」 人は誰でももっているという「妖質」という蟲のおこす不思議それは光を帯びた糸となり、母の手で衣となった・・。その奇跡の物語。
それは母と子のもつ不思議な絆が起こした奇跡なのかもしれない・・。
・「常の樹」 木の記憶が封じ込められているという「覚木」という蟲のおこす不思議。覚木の実を食べた人間は 一本の大樹の記憶を宿してしまう・・。
気が遠くなるほど永い時間の自然と人々のなりわいを見つめてきた木の記憶とは・・。
木々の、自然の、偉大さとやさしさを感じさせる壮大な物語です・・・。
「香る闇」 「廻陋」という蟲の起こす不思議な物語この蟲の作る闇に飲まれ、きずかぬまま人生を繰り返すことになる人の物語・・。
果たして彼は、妻はどうなるのか・・・・。ちょっと怖い物語だ・・・。
「鈴の雫 前後編」山と命と理(ことわり)の間に流れる約束それを曲げることは許されないのか・・?
人として生まれながら山のヌシとして生きることになった少女を救おうとするギンコに
襲い掛かる理の罰とは・・・。少女の運命とは・・・?
終焉にふさわしい摩訶不思議な、そしてなぜかせつない物語が満載です!
この旅はギンコに自分の運命を悟らせるものだったのかもしれませんね・・。
彼はこの先も、 永遠に蟲とともに生き、旅を続けなくてはならないのでしょうか・・。
蟲が見せる様々な現象のなかに存在する、この世の理。
その荘厳さが胸に来る作品です・・・。
もう読めないの・・??寂しいかぎりです~(涙)
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[T3366] 蟲師 10巻 感想 漆原友紀