ついに最終巻。
未だかつて主人公がこれほど壮絶で、
屈辱的な終わりを迎えた漫画があったでしょうか~
ニア&メロ対ライト(L)の頭脳戦遂に決着!! ライトのおこないは正義なのか?悪なのか?
下に続く。

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「ノート1つで世界を人間を正しい方向に導けるのは、僕だけだ!!
僕は自分の利益など考えない。他のものにできたか!?。
僕はこの腐った世の中を革め、真の平和理想の世界を創生するために
選ばれた人間。新世界の神なのだ」「いいえ。あなたはただの人殺しです。
そのノートは史上最悪の殺人兵器です。」 ニアは。口調も雰囲気も Lにほんとに似てきたな・・・。
ニアは遂にLの遺志を継ぎ彼を倒した。
最期までライトに 改心はみられなかった・・。
いったい何がどこで間違ってしまったのか・・。

ライト・・。 もはや人に有らず・・・・(泣)
彼らの頭脳戦には敬服するものの、
あまりにも壮絶な成り行きにただただ・・呆然。
このあふれる文字と格闘することにも疲れ果てたよ~。
大量殺戮の中で始終頭脳・心理戦が繰り広げられる本編。
そこにはキラに殺された者達の感情・その遺族の感情は一切無い。
ライトに後悔はなく、彼らにたいする1片の同情も描かれてはいない。
ゲームのような冷酷な展開だ。
はじめは彼なりの正義感で悪人を消していたはずなのに
いつのまにか保身のために人を殺し、
やがて覇者になるためだけに
邪魔なものを躊躇もなく殺す姿に変貌してしまうライト。

世界平和をたてまえに、人を操り、
覇者になることに野心を燃やす彼の姿は
まさにゲームを楽しんでいる子供のようだ・・
かなしい・・。
なぜライトは かわってしまったのか?これこそが
この作品が私達に問うものなのかもしれない。
キラがいなくなった現代では
また同じような事件が繰り返されている。
この人間のおろかさには終わりはないのだろうか・・。
高い志も 人の上にたてば 増長しおごり、
追い詰められれば醜く足掻く・・ライトの姿に・・。
人は本当に滑稽で哀れな生き物だとおもわずにいられない。
その苦悩する姿を見て
「人間て面白っ。」とほくそえむデュークは
まさしく死神だ。キラを正義だとは思わない。けれどやはり「人が人を裁く」のは限界があると思う。
「はみだしっこ」という作品の中で憤ったグレアムは
罰なら 『
目には目を。歯には歯を。でいい !』
と叫んでいたのを思い出す。
ミサがそう感じたように・・。誰の中にも、まして当事者となれば
そんな思いをもつんじゃないかな

私はライトにもっと違う何かをみせてほしかった・・。
Lの死が・・あらためて悔やまれる・・・。
*アニメ Lを継ぐもの * 映画 DEATH NOTE 前編レビュー * 映画DEATH NOTE 後編レビュー * L change the WorLdレビュー*DEATH NOTE 過去記事・考察
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