声を出すと、周囲の人間が病に冒されていく---
それに気づいたのは4歳のときだった・・。

それから彼女は10年誰とも会話をすることなく生きてきた・・
それは、「野錆やさび」という蟲の仕業・・。真っ白な雪景色の美しさとは相反する
「さび」色に覆われた家や人の姿が強烈だ・・・・。せつなすぎる!!(涙)

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自分が言葉を発すると人に錆があらわれる・・・。
ソレが病を引き起こす原因だと気づいたとき、両親は動けない体となり
村人から疎まれる存在になっていたしげ・・。
悲しすぎる!!一人生きてきた少女を慰めたのは
越してきたばかりのテツだった・・・。
「話すとお前も病になる。今までごめん、ありがとう」
彼女の書いたテツへの別れの手紙・・でも彼は字が読めず・・。
ソレが原因で村人がしげの家に押し寄せることに・・・
2人を逃がすギンコ・・。
「この病はなおる。彼女は十分罰をうけてきたんじゃないですか?
この病にかかった者は皆、同じに苦しんだんです・・」ギンコの言葉は村人の心に届いたようだ・・。
そのころギンコに言われて峠に向かった2人は転落。
助けを呼ぶために声を出せば彼に錆がついてしまう・・・。けれど彼女は叫んだ・・・テツを救うために・・。しかし山々に 木霊したしげの声は
壁や村人の体についていた錆をはなれさせることに・・・。
幸運にもソレはギンコがしようとしていた方法だった。
まだ何度か同じことを続けなくてはならないらしいけれど・・・・。
錆は潮風を嫌うため彼女は海辺でなら平穏に暮らせるらしい。
しげはテツと暮らすことになった・・。
ギンコの尽力によって
村も人も救われるこの結末はうれしい限りでした(涙)!!
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