悲痛な香り漂う本格的な
大正浪漫サスペンス!!第2巻 ★1巻はこちら♪★
最終回こちら♪今巻では・・。
蒼磨の執着を畏れこの家を去ろうとしていた正崇ですが
ある事件を通して
「蒼磨の本当の姿」をみつめることを決心します。
果たして彼にはどんな過去が??秘密が隠れているんでしょうか?

↓に続きます!
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蒼磨は正崇の中に自分がなくしてしまった美しさを
みつけ惹かれたのかも。
彼の前ではやさしく聡明な自分でありたかった
ただ傍にいてほしかった
しかし力ずくでねじ伏せた彼を
正崇は許すはずもなかったのです。「正崇ほら…此れで好いかな…」-自殺を図る蒼磨-
そんな彼の姿に戸惑いながらも
彼の百人一首の本の折跡の句から・・。彼の自分への思い?を
感じる正崇・・。なんとも風流で美しいです・・。

正崇を傍に置くための方法が「力で支配すること」しかない蒼磨
そんな彼に心を開けるはずもない正崇
掛け違っていく思いがせつないです。
正崇の瞳が自分への憎しみで揺れるのを
寂しそうに見つめる蒼磨は気の毒ですが・・
やっぱかわいそうなのは正崇だよね~(涙)その上彼を葛城の嫉妬という暴力が襲うことになるのです・・・嗜虐されつくしぼろぼろになった彼は蒼磨と関わった自分を責める・・・。
けれどきずくと
彼の足は、蒼磨の元へと向かっていたのだ。
なぜか家族の中で疎まれて育っていた彼を
癒し慰めてくれる暖かい場所は・
彼の腕だけだとしってしまう正崇彼は蒼磨の行為を憎みながらも
彼の自分への愛を信じていたんですね~。妻を持ちながら、正崇へ吐き出される
葛城の蒼磨への独占欲と嫉妬は凄まじかったですが・・・。
ソレを知った蒼磨の瞳に宿る
報復の光はもっと恐ろしそうです!!彼の壮絶・巧妙なる報復模様は次回!!
彼の非情さに身震いしながら惹かれていく正崇
それを見つめる 櫻子も怖い~! <注意>
過激なBL描写・残虐シーンありきです。
でもその描写は意味深な絵で巧妙に表現(ごまか)されて・・(笑)
そこからは芸術的な香りが漂っています・・。
さすが大御所!!異質な空気を振りまいて読み応え有りです!!
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